「よかったわね。アーチャーの依代を使っていいわよ」

申請は魔石1個差で通っていた。
保険はかけとくモンだよなー。ははは。

ちっと思うとこがあってコンファイン。
射撃の方の技術でかじっときたいのを見つけたんでな。
まぁ……牽制みたいなもんか
化けモン連中の攻撃いちいちモトモに食らってたら死ぬしな、マジで。

で、今度の依代はっつーと……

サビーネ・クヴェーレン

まーた、それなりに歳いってんなー…
世話好きで仲間のフォローが得意、ねぇ。
まぁ、あんま長い付き合いにはならねぇだろうけど……よろしくな。


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……なんかこの依代でもカネアケルは視えてんのな
コンファインしたらその辺どーなるのかあんま気にしてなかったけど。

「見えないと困るだろう？　私はちゃんと手ほどきはしているし
　それはべつに肉体に左右されるものではないのだよ、異界の少女よ。」

「へぇへぇ、ありがてーこって。」

「そういうワケなので精霊術の鍛錬もサボらないように。いいね？」

「うっせーな。ちゃんとやってるっつーの!! ファック!!」

ムカついたんでクッションを投げつける。相手は精霊なので勿論、当たらない。
精霊術ならば精霊にダメージを与えられるけれど、流石にそんなことをするほど馬鹿でもなかった。


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ぉー。
横やり入れて引っかき回すのも案外面白ぇー
姫さんも同時にコンファインしてたのはちょっち驚いたけどな。
……とか、ちっと調子乗ってたらハンマーの直撃食らっちまった
ファック!!

まー、ようやくネクラ野郎はぶっ飛ばせたらしーから良しとしとく。
しっかしまぁ、すっげー足止め食らったモンだな、おい？