とりあえず、4週が過ぎた。
えーと、28日だからこっちにラチられてから大体一ヶ月が過ぎたってことか。
ファック!!

訓練して、準備して、戦って奪い取る
その繰り返しだ。
しっかしバタバタしてて時間が過ぎるのがマジ早ぇぇ。
暇すぎて退屈で死にそうになるよりはマシだけどよ
……ダウナー精霊は死にそうだけどな。

3週間もすると流石にお天道様が恋しくなってきたりもするワケで。
慣れはしたものの、やっぱ身体には良くねー感じ。
これがずっと続けばまぁ、やべーンだろーなァ。
他所から呼びつけてねーで自分らでどーにかしろよとは思うけどよー。
あー、くそっ　布団干してー。カビるっつーの。
もやし作るのにはいいんだけどな。
つーか、もやししか出来ねーのかここ。
……おかずにもやし炒めとか出る頻度高ぇんだよな。
別に文句は無ぇーけどよ。
うめぇよ、もやし。

こっちに呼び出されてとりあえず2週間。
一応、チームを組んで仕事をしてる
……が、よくわかんねー連中だ。
まぁ、ここに呼ばれた連中は大概、よくわかんねーのが多いんだけどよ

寝ても覚めても夜しか来ねェ。
ホンットにずっと夜なんだな、こっち。
正直、ラリった与太話だとしか思えねーから信じる気無かったンだけどな
しっかし三食全部ディナーかよ。
ランチタイムも何も無ぇ。

漆黒の虚空の中、黒とオレンジに染め上げられた機体のツインアイが光る。
タイプ.X0　───所謂、プロトタイプだ。
機体は大破し、各部から火花を上げているがそれでも尚、獲物を探し求めていた。
センサーに反応、以前まで乗っていたタイプ。色も同じく黒系統だ。

先ずは黒い機体の盾を撹乱幕ごとビームで撃ち抜き、破砕。
続けてライフルで連射。
だが、盾と砲身に防がれて機体には届かず。
更に一撃を加えようとトリガーを引く